ISが2年余り支配しているイラク最大の拠点モスルの奪還作戦を続ける、イラク軍やクルド人部隊は、17日に作戦を開始してから1週間で、周辺のおよそ60の町や村を制圧しました。24日にはモスル市街地の境界からおよそ5キロの地点まで近づいています。
これに対しISは23日、モスルから400キロ以上離れた、ヨルダンやシリアなどとの国境に近い町ラトバで蜂起しました。IS系のメディアは「ISはラトバの大部分を支配下に置いた。イラク軍の兵士70人以上を殺害し、多くの車両や兵器を破壊した」と伝え、北部の都市キルクークでの襲撃と連動したものだとしています。
イラク軍などによりますと、キルクークで襲撃に加わったISの戦闘員は100人程度で、ラトバではわずか5台の車両で襲撃を開始したということです。
ただ、市街地で住民に紛れたISの戦闘員を排除するのは容易でなく、イラク軍は、キルクークに加え、ラトバにも新たに兵力を割いて、制圧に乗り出しています。
ISは、前線から離れた場所で襲撃を繰り返すことで、モスルへの圧力を弱めようとしているものと見られ、戦線は次第に拡大し、作戦全体に影響も出ています。
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